日記

2013.10.11

白良浜のカッパの話

 歴史ある白浜温泉には、昔ながらの伝説や言い伝えがたくさんあります。
白浜有数の観光スポット白良浜は全長約2㌔にわたる真っ白な砂浜が広がり、夏には多くの海水浴客が訪れます。
今回はその中から、白良浜のカッパの話をご紹介しましょう。
むかしむかし、白良浜にカッパが住んでいました。このカッパはすもう好きの力持ちで、度々、陸に上がっては村人達に悪さをしていました。困った村人達はどうにかカッパをこらしめる方法を考えました。
鉛山村(現在の白浜町湯崎地区)に彦左という若者が住んでいました。彦左は村のすもう大会で優勝する程の力持ちで、村人達は彦左にカッパを退治してもらうように頼みました。
ある日、彦左が白良浜を歩いていると、カッパが現れました。彦左はカッパに「すもうを取って、お前が負けたら、わしの言うことを何でも聞くか?」と言うと、すもうで負けたことのないカッパはすぐに承知しました。
ありったけの力を込めて、カッパを投げ飛ばした彦左は「白良浜の砂が真っ黒になるか、沖の小島に松の木が生えるまで、絶対に陸地に姿を見せない」とカッパに約束させました。
もう一度陸に上がりたいカッパは、毎日天気のいい日は白良浜に墨を塗り、雨の日には小島に松を植えましたが、墨は波に洗われ、土のない岩の小島に松が生えることもなく、二度と陸に上がることはできなくなったそうです。
どの街にも昔話はいくつかあると思います。
機会があればまたご紹介いたしましょう。
      レストラン  芝田 揚平

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